2009年3月30日月曜日

配列型のカラム

そもそも、配列型のカラムなんてものを初めて知ったのですが、、

新しい業界標準「SQL99」詳細解説 - 第二章 柔軟さを増したデータ構造(1)

PostgreSQL v8では、このSQL99に準拠して配列型というカラムが使えます。例えば、あるカラムが整数値の配列を持つ場合、

CREATE TABLE hoge
(
....
fuga INTEGER[],
....
)

みたいに書けるのです。この場合、普通にコマンドラインクライアント(PostgreSQLであればpsql)からこのカラムをSELECTすると、"{val1,val2,...}"という様に、整数値がカンマ区切りで繋がれ、中括弧でくくられた文字列値として見えます。

プログラムからデータを取得する場合は、例えばPerlのDBI/DBD::Pgの場合、このカラムを取得したデータ型は、Perlの無名リストへの参照として自動的に展開されます(注1)

正直言って、SELECT文一発でカラムデータが検索出来なそうな感じがするので、あまり使いたい気はしないんだけれど、こういうデータ型が便利なシチュエーションもあるのかも知れないなあとも思う。

(注1) ちなみにこの挙動はDBD::Pgのバージョンが2.0以上でないと利用できないっぽい。バージョン1.4では、単なる"{val1,val2,...}"という文字列を取得してしまった。。

PHP5のPostgreSQLバインドは、まだこの配列型に対応していないっぽいです。いちいち"{val1,val2,...}"をパースして配列に展開する作業が鬱陶しいです、正直なところ。

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その後、色々とテストしてみると、DBD::Pg v2.0以降であればINSERT/UPDATE/SELECTにおいて、配列型カラムの値はPerlのリストへの参照と等価であることが分かりました。両者の変換はドライバによってシームレスに行われます。

これはちょっと便利かも。

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