2009年3月9日月曜日

DELL考

母親がPCを買い換えた。

正確に言うと、確か私が就職して2年ほどした頃に、命と引き替えに(←大げさ)残業しまくって稼いだ残業代がだいぶあったのでスリムノートPCをプレゼントしたのだが、それを今まで5年ほど使い続けていたのだ。しかし、さすがにスペック的にもきついし、最近は実用上問題のないスペックのノートPCが非常に安価に売られているので、買い換えも良いかなと思っていた。

今回は選定を私が行い母親自身が購入したのだが、随分と良いPCが安く手に入る時代になったのだなあと感心してしまった。

ちなみに、以前プレゼントしたPCは東芝 Dynabook SS S6という機種で、超低電圧版Pentium III 866MHzに標準256MBのRAMを512MBにアップグレードして購入したものだった。OSはWindows XP Homeなので、まぁスペック的には最低限のラインはクリアしているといった感じだ。とは言いつつ、クロックが1GHzにも満たないCPUでのWindows XP使用はキツいのも正直なところ。更に、まだこの頃はWiFi標準搭載ではないノートPCも多く、このノートも例に漏れずWired LANのみ標準搭載だった。その為、後付で802.11aのPCMCIA WiFiカードを挿して使っている。ちなみに、
液晶は12インチでいわゆるスリムノートのカテゴリ。

今回購入したPCは、DELLのVostro 1510という法人向けモデルで、BTOでCPUをCore2 Duoの2.1GHzにアップグレードしてあるが、RAMはデフォルトの2GB、HDDもデフォルトのまま160GBになっている。OSはWindows Vista BusinessをダウングレードしたWindows XP Proがプリインストールされている。多分価格は8万を切っている。勿論、802.11a/b/gに対応したWiFiチップが
内蔵されている。

Vostro 1510は15.4インチ液晶のごっついA4ノートだが、外見はだいぶ洗練されている気がする。特に、1年半ほど前に業務で買ったLatitude D520に比べると、随分と綺麗に出来上がったという感じ。Latitude D520はCore2 Duo 1.6GHzにBTOで増設した1GBのDRAMだったが、当時の価格で10万円位したものだ。外見は無骨で、業務用じゃなかったら絶対買わないな、と思わせてしまうデザインだった。

半導体(CPUとRAM)の進歩は目覚ましく、1年半も経てば以前としては破格の値段で素晴らしいスペックが手に入るのは当たり前なのだけれど、Vostro 1510のコストパフォーマンスはかなり良いのではないかという気がする。

もっとも、OSをWindows Vistaにした途端にこの評価は変わってしまうのかも知れないが、そういった意味で5年前のPCと変わらず今でも現役を張っているWindows XPは優秀なOSなのかも知れない。かつてはWindows 2000に比べて重たいというイメージのあったXPだけれど、今となっては最新のハードウェアでだいぶサクサク動く様になり、ましてやVistaと比べたら相当にベターな選択肢になっている。

勿論、軽さで言ったらWindows XPよりもLinuxの方が更に優秀だ。最近流行りのUbuntu Linuxは、実用性という点では全く問題無いし、日本発としてはVine Linuxという選択肢もある。Windows XPを完全に捨ててしまうのに問題があれば、これらLinuxとのデュアルブート環境なんかも良いかも知れない。

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