前々職の同僚の方が日記に書かれ
「すべった」と言うと「失敗した
25位: IBM PS/2
私もリアルタイムでは知らないI
22位: OpenDoc
実は、OpenDocがもてはやされた頃に私の親は情報システムを担当していて、自宅にあった「OpenDocジェネシス」という本を読んだことがありました。当時の、コンピュータを全く理解していない高校生だった私にはちんぷんかんぷんの内容でしたが、今考えるとOpenDocは非常に先進的な事をやろうとしていたという事が理解できます。ただ、惜しむらくは当時のハードウェア性能ではこれを実用的なレベルにまで引き上げる事が出来なかったのではないだろうかということです。私の理解が正しければ、OpenDocと類似の技術としてMicrosoftのOLEがあり、それらは依然としてMicrosoft Office等のアプリケーションで利用されています。そういった意味では、Appleには先見の明があったのでしょうね。
19位: GNU Hurd
今日のLinuxの繁栄を支えているのは、間違いなくGNUプロジェクトの数々の成果物であり、その為GNUプロジェクトの創始者であるRichard M Stallman (通称RMS)は、「LinuxではなくGNU/Linuxと呼べ」とのたまわっている程です。つまり、Linuxは単なるUNIXライクなカーネルであり、その周りにGNUソフトウェア(例えばbash: Borne Again SHell)を配置する事で、やっと実用的なOSとなるという事を言っているのですね。しかし、面白い事にGNUプロジェクトの根幹たるカーネルは未だ存在せず、その名前はGNU Hurdと呼ばれているが未だにリリースされていません。
GNU Hurdの実用化にどの様な障害が存在するのかは分かりませんが、恐らくはカーネルとしてのLinuxとGNU Hurd以外のGNUソフトウェアとの組み合わせがあまりにもうまく行き過ぎたために、人々がGNU Hurdをそれ程強く望まないことが理由なのではないか、と思われます。もしくは、単にマイクロカーネルを採用するGNU Hurdに、マイクロカーネルに有りがちな性能面などの問題があり、未だに実用に至っていないだけかも知れないですが。ちなみに、その辺りを現実的な選択肢で乗り切ったLinuxは、分類としてはモノリシックカーネルです。
10位: Itanium
Itanium、いやIA64と言った方が良いかも知れないですが、この全く過去との互換性を断ち切った新しい64ビットCPUのアーキテクチャを作り上げるプロジェクトは、現在のところ商業的な成功を収めているとは言い難いかも知れません。しかし、実行時にCPUがアプリケーションの並列性を判断するのではなく、コンパイル時にコンパイラがそれを判断するというアプローチに変えた事は、非常に先見の明があったと言えるのではないでしょうか。
現在、IA32とその64ビット拡張であるx64では、パイプラインの増大と動作クロック向上によるCPU性能の向上は限界を迎え、IPCの高い命令セットで複数のコアをダイに載せるというアプローチに代わりました。しかし、同時に多数のプロセスが走る事が前提のサーバ用途では良いですが、デスクトップ用途ではこんなアプローチは気休めに過ぎないという事は誰でも気付く事だと思います。そもそも同時に走るべきプロセスの数は少なく、アプリケーションは並列化に対応していないとなれば、コアを増やしたところで遊んでしまうだけなわけです。そこでIA64で取り入れられた「コンパイラによる並列化」が活きるのではないかと思うのです。
7位: 64ビットPC
確かに、コンシューマ向けのPCに64ビットのアドレス空間は不要です。しかし、32ビットのアドレス空間、つまり4GBというアドレス空間は、Windows Vistaという非常にgreedyなOSの登場によって、「あるいは食い尽くされてしまうかも知れない」程度のサイズとして認識されるようになったのは確かです。Windows Vistaがユーザに支持されているとは言い難いですが、それでもMicrosoftがこの手のリソース食いなOSを出し続ける場合、必然的に32ビットでは対応しきれないアドレス空間を必要とする日が来るでしょう。それが良いかどうかは別として、ですが。
2位: Windows Vista
今更Vistaについてコメントは不要だと思われますが、私にとっての驚きは、Vistaの価値をWinFSに置いていた人が
*****
さて、皆さんはこの記事を読んでどの様な感想を持たれたでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿