2008年8月6日水曜日

MSフリーなデスクトップPC

IBM、“MSフリー”なデスクトップPC提供へ

「MSフリーな」つまりMicrosoft社のソフトウェアに非依存なデスクトップPCを作り出すには、以下の構成要素が必要不可欠だったと思う。
  1. Windowsに代わる実用的なデスクトップOS
  2. Internet Explorerに代わる実用的なウェブブラウザ
  3. Microsoft Officeに代わる実用的なプロダクティビティスイート
上記2については、かつてのNetscapeの流れをくむMozilla Firefoxが早いうちから登場していたが、1と3については中々現実的な選択肢が無い状態が続いていた。しかし、1についてはUbuntu Linuxが、3についてはOpenOffice.orgが登場した事で、一気に駒が揃った感がある。

賛否両論はあるものの、IBMはOpenOffice.orgをベースにLotus Symphonyをリリースし、MSフリーなデスクトップPCの流れに本格的に参入した形だ。そして、今回のハードウェアも含めた提供開始は、これから始まる過酷な戦いを暗示させるものであると思われる。

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